概要
UM-2は1Hzの共振点を持つ振動センサ(地震センサ)を接続し、アナログ信号を無線で連増伝送することを目的とした簡易テレメータ装置です。
特定小電力無線を応用し、送信機と受信機を1ペアでの使用を想定しています。
有珠火山観測所、札幌管区気象台を始めとして、各種研究機関に採用実績があります。
発売元
特徴
- 特定小電力無線を使用しているので免許申請は不要です。
- 受信機側に高利得アンテナを接続することで約1km~3kmのデータを受信することができます。(ただし、通信距離は見通し)
(単向通信を採用し通常の特定小電力無線の約4倍の到達距離) - DC12Vシールバッテリー動作を想定(太陽電池との組み合わせが可能)
- 伝送周期50Hz
- 送信遅延時間は一定です。(約65ms)
送信機仕様
型式 | UM-2TX/* (*は仕様指定) | |
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アナログ入力 | センサ入力回路 | 差動入力回路 入力インピーダンス切替付 |
最大信号入力範囲 | ±5V | |
入力フィルタ特性 | 約30Hz(LPF) | |
入力分解能 | 22~24ビット | |
サンプリング周期 | 20ms | |
測定ゲイン | ×32/×64/×125/×250/×500/ ×1000/×2000/×4000 |
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無線部仕様 | 通信方式 | 単向または単信方式 |
チャンネルスパン | 12.5kHz | |
チャンネル数 | 40チャンネル | |
周波数 | 429.2500~429.7375MHz | |
電波形式 | F1D | |
送信方式 | PLLシンセサイザー | |
送信出力 | 10mW(-50~+20%) | |
その他 | 電源電圧 | DC12V (DC10.5〜22V リップルを除く) |
消費電流 | 65mA以下(DC12V) | |
温度範囲 | -10℃~50℃(但し結露無きこと) | |
寸法 | 175W×125H×75D(mm) | |
材質 | 本体:ポリカーボネート フタ:透明ポリカーボネート |
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重量 | 約650g(1ch) |
受信機仕様
型式 | UM-2RX/* (*は仕様指定) | |
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入力 | BNCコネクタ 1ch | |
アナログ入力 | 出力電圧範囲 | ±5V |
データ出力遅延時間 | 50~56ms程度 | |
出力フィルタ | 約30Hz(LPF) バタワース方式出力フィルタ |
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データ補完方式 | 直線補完 | |
分解能 | 14~16ビット | |
無線部仕様 | チャンネルスパン | 12.5kHz |
チャンネル数 | 40チャンネル | |
周波数 | 429.2500~429.7375MHz | |
その他 | 電源電圧 | DC12V (DC11.5~22V±10% リップルを除く) |
消費電流 | 50mA以下(DC12V) | |
温度範囲 | -10℃~55℃(但し結露無きこと) | |
寸法 | 175W×175H×75D(mm) | |
材質 | 本体:ポリカーボネート フタ:透明ポリカーボネート |
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重量 | 約840g |